書籍紹介
エステティックゾーンの歯周形成外科と審美補綴
著者: 筒井昌秀/筒井照子=著 : 筒井照子/上田秀朗/大村祐進/木下俊克/榊恭範/白石和仁/中条伸哉/廣瀬了美=解説 A4判 32ページ 50分 2008-04-10発売 定価:13,650円 このDVDでは、前歯部歯頸線の左右のアンバランスを整えるための歯周形成外科と補綴処置のビデオ記録を、一人の患者さんにフォーカスを絞って、 解説しています(Case 1)。 後半には、その基本手技となる形成と印象について、手技解説のビデオを加えました。形成は、抜去歯を用いた実演。印象は、前歯部ブリッジの臨床実演(Case 2)です。 |
目次
1. 切除療法による歯頸ラインの調整(臨床ビデオ)
前歯部の臨床歯冠延長術であるが、切開、MT ラスパを用いた剥離、目的に応じた縫合法の選択など注意深く見ると随所に筒井マジックのヒントが隠されている。
2. プロビジョナルの修正と支台歯形成(臨床ビデオ)
臨床歯冠が延長された支台歯の形成場面。圧排、縁下の形成、研磨、即重によるプロビジョナルレストレーションのマージン修正など。
3. 精密印象(HIT 印象)~最終補綴物装着(臨床ビデオ)
形成が完了したところから二重圧排、そして著者がこだわるシリコーン流込み無圧印象の実際を見せる。プロビジョナルレストレーションの印象、ファイナルまでは写真で示す。
4. 前歯部メタルボンドクラウンの支台歯形成〔抜去歯によるデモ〕
抜去歯を用いてTMバーを用いた前歯部のプレパレーションの原則と切削テクニックを詳細に解説する。丁寧な解説は主に大村祐進が担当している。
5. 無圧精密印象(HIT 印象)のポイント(臨床ビデオ)
印象法の解説からHIT シリコーン流し込み印象を用いた臨床例の例示。印象からファイナルの装着、歯肉を傷めないブラッシング法までを示す。
付属冊子で詳しく紹介されているフルマウスの症例の印象場面である。
歯周再生療法とその応用
著者: 筒井昌秀/筒井照子=著 : 筒井照子/上田秀朗/大村祐進/木下俊克/榊恭範/白石和仁/中条伸哉/廣瀬了美=解説 A4判 32ページ 62分 2008-06-10発売 定価:13,650円 歯周再生療法は、根面の確実な廓清を前提に、再生のスペースを確保することと創面の緊密な閉鎖という相矛盾する要求を満たさなければならない。 このために、切開から縫合まで緻密な計算が必要になる。 |
目次
1. 再生療法のための全層弁剥離と根面の処理(臨床ビデオ)
まずは、切開、全層弁剥離、掻爬のテクニックをザッと見るための臨床ビデオである。
2. 人工骨の移植と吸収性膜の設置(臨床ビデオ)
骨補填剤と吸収性膜の設置、そして縫合。
3. 歯周再生療法のためのフラップデザイン(臨床ビデオ)
ここからは叢生のある骨欠損部に対して、歯牙移動後に歯周再生療法を行い、さらに歯牙移動によって歯間乳頭をつくっていく別の症例で、歯周再生療法をステップバイステップ詳しく見せる。 このフラップデザインは、再生療法としては、やや特殊な狭い術野が特徴。
4. 再生療法(EMD+ 自家骨移植+ 乳頭部結合組織移植+GTR)(臨床ビデオ)
この症例は、EMD、自家骨移植、吸収性膜および乳頭部結合組織移植と複雑な術式で、盛りだくさんであるが、徹底した肉芽の除去、根面のルートプレーニングなど
ベーシックな部分も見逃せない。
この長いシーンは、頬側骨棚より自家骨採取/骨膜結合組織移植片の採取/膜およびフラップの縫合などに分かれているが、
反対側の欠損部歯槽堤(小臼歯部口蓋)から骨膜結合組織移植片を採取するシーンではメス、ピンセット、MT ラスパが、
一人の指先のように巧みに動く様子に驚かされる。また緻密な縫合は妥協のない著者の臨床をよく表しており、賢明な読者にとっては学ぶべきところが溢れているだろう。
付属の冊子は、克明な症例の分析解説。
インプラント周囲軟組織のマネジメント
著者: 筒井昌秀/筒井照子=著 : 筒井照子/上田秀朗/大村祐進/木下俊克/榊恭範/白石和仁/中条伸哉/廣瀬了美=解説 A4判 32ページ 77分 2008-09-10発売 定価:13,650円 圧巻、2次外科4症例の歯周形成外科。圧倒的に濃密な映像と解説。見終わってすがすがしい疲労感に襲われるでしょう。 |
目次
1. 口腔前庭の拡張,角化粘膜の増大を意図した上顎インプラントの標準的な二次外科手術
2.二次外科手術に際しての頬側軟組織の増大 ― 逆ロール法
3.二次外科手術に際しての口腔前庭の拡張 ― 遊離歯肉移植
4.歯牙移動,仮骨延長術などの再生療法後の有茎歯肉移植による二次外科手術
DVD版 包括歯科臨床
著者: 筒井昌秀/筒井照子 65分 2007-10-25発売 定価:16,800円 包括歯科臨床とは、患者さんをその人の生活のなかで理解し、その病態を炎症と力の要素について包括的な視点から診査し、顎口腔系の調和を乱す因子を見つけ、 取り除き、生体のもって生まれた治癒能力を引き出す。その不足する部分を補うために修復の手を加える。そのテクニックを余すことなく収録させていただいた全4本シリーズのうちの1本である。 |
目次
1.下顎位はどこだ…診断
2.良い結果を得るための診療の基本
3.複雑な修復治療のすすめ方
4.局所的な主訴への対応から
5.すべて原因の診断からら
6.症例を通して基本的な修復処置を語る
7.臨床の基本…例えばデンタルエックス線写真の撮影
8.終わりに